WEADAC(概要)

室内環境を維持するためのエネルギーは有限で、地球環境保全のためには周辺地域との共生が求められます。省資源・省エネルギーに配慮した、地球環境にやさしい建築づくりを実現するためには、その土地の気候風土を理解し、その特徴を生かした空調計画を立案することが基本となります。

世界各地の気候風土を考慮した空調計画を行うには、その土地の気候を客観的な数値で表す気象データが必要です。ここでいう空調計画とは、冷暖房装置設計のための設計熱負荷計算、及び年間エネルギー消費量を検討するための月別の平均熱負荷に基づく空調計画を意味しています。

WEADAC(Weather Data for Air-Conditioning )とは、熱負荷計算に必要な世界の気象データを作成するプログラムです。WEADACは、内蔵した世界3726地点のソースデータをもとに、選択された地点の冷暖房熱負荷計算が可能な気象データを作成します。

本ホームページには、WEADACに搭載した全地点のリストを公開しています。地点リストには、英国気象局のデータを基準としたBMOと、日本の気象庁のデータを基準にしたJMAの2つがあります。これらの地点リストには、全地点の地点番号、その地点が存在する大陸名と国名、地点名、その地点の緯度・経度、標高、及びグリニッチ標準時よりの時差が登録されています。