DLCの概要
DLCとは
DLC(Design Load Calculation)とは、拡張アメダス気象データ(EA気象データ)から作成された国内約840地点の設計用気象データ、及び、WEADACが出力する世界3726地点の気象データのテキストファイルを読み込んで、空調設備設計用の熱負荷を計算するプログラムです。DLCは、建築設備設計基準(注1)に準拠した熱負荷計算を行っています。この計算法は、冷房負荷に関しては構造体の熱容量を考慮した非定常計算であり、暖房負荷に関しては定常計算です。熱負荷計算を実施するには計算対象室の熱負荷計算用データを作成しなければなりません。そのため、DLCには熱負荷計算を行う室データの作成を支援するエディタを有しています。また、附属プログラムDLC_SUMにより、ユーザが指定する任意の室の熱負荷を空調ゾーンや建物全体で集計することができます。
DLCの最大熱負荷をLCEM(Life Cycle Energy Management)ツール(注2)に適用することにより、LCEMの枠組みの中で、空調システムを対象としたライフサイクルエネルギーマネジメント評価をおこなうことも可能です。
(注1) | 国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修、建築設備設計基準、第4編空気調和設備、第1章熱負荷計算、平成27年度、一般社団法人 公共建築協会 |
(注2) | LCEMツールver3.10 操作説明書、平成26年2月、国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課 |
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